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創作「四季風子」の世界観及び、ストーリーとプロローグについてまとめています
ストーリー
当創作のタイトル【四季風子】は、オリジナルの6人の獣人のキャラクター達で結成されたチームの名前。
この【四季風子】達を中心とし、日本神話をテーマにした架空の世界【豊雲原】の裏で暗躍し事件を起こす組織【八十風壺中】という死の商人達の幹部である【八卦戌】と【四季風子】の戦いを描いた話。
また、オリキャラ達は幼少期に暗い過去をそれぞれ持っており、その過去に負ったトラウマをお互いに理解し合い、傷をなめ合いながらも、その過去に立ち向かってい戦っていくと言う裏テーマがある。
プロローグ
この世界の裏に存在する日本神話の世界「豊雲原」
古事記に実在する神代七代の一柱「豊雲野神(ㇳヨクモノカミ)」が神龍として興し、治めるこの世界は四季の風が生まれる所であり、現実世界と同じく四季の概念がある湿潤で自然豊かな場所である。
この世界は、干支に擬えた10の動物の種族「獣人族」と七柱の精霊王を長とする「精霊族」と言う二大種族を中心に神獣、妖怪、動物といった様々な種族が共存している。
精霊達は「産霊(ムスヒ)」という力を使い空と大地に恵を与え、獣人達はその恵みに感謝し、自然や人に生じる「ケガレ」と言う怪物を鎮めることで、自然と人々の邪な心を戒める事で世界の平和と均衡は保たれていた。
しかし、そんな豊雲原の平和と均衡を崩し獣人族と精霊族が二つに割れて敵対し、豊雲原全土が戦場となった戦争ー「精獣戦争」が起こった
原因は、ケガレが芽生えた獣人族族達の慢心、不義による驕りであり、精霊族は戒めとして不作や自然災害を起こしてその心を戒め、正そうとするが獣人族達はこれに反発。精霊族達の領域を汚し、破壊し、脅かした。しかしこれらは、「天津罪(アマツツミ)」と言う大罪であり。霊王達はそれに罰を下すという形で侵攻。「精獣戦争」が勃発した。
霊王達は、戦争起こると直ぐに、今まで恵みを与える為に使ってきた「産霊」の力を武力として行使し、自然を含む天地の殆んどを掌握。大飢饉、天変地異、疫病、獣害等の災い「国津罪(クニツツミ)」を起こして瞬く間に獣人族を追い詰めていった。
一方の豊雲野神は、この世界の主神としてどちらの味方にもつかず中立を保っていた。豊雲野神に出来る事は、豊雲原の中央に聳え立ち、唯一精霊族に掌握されていない、自身の神奈備である「葉木国(ハゴクニ)山」とその周囲を囲む様に存在する樹海であり自身の眷属である木の霊王・大家毘古(オオヤビコ)が治める「五十ケ原(イソガハラ)樹海」に獣人族の難民を匿う事であった。
しかし、日に日に荒れて死んでゆく自身の作った大地、救いを求めて嘆き祈る獣人族達の声を聞いて、豊雲野神は獣人族に味方をした。豊雲野神はこの世界を創造した際に行使した「龍脈」という力を使い、世界に自身の力を満ちさせることで精霊族に掌握された大地を奪還。諸霊王たちの力を弱め、吸収することで精霊族の長となることで精霊族を従え、一方で未だ争いを続ける獣人族と精霊族の全てを粛清することでこの戦争を終わらせたのであった。
こうして「精獣戦争」は終わったが大きな傷も残した。大地は死に絶え、精霊族と獣人族の間には大きな溝が出来きた。互いを憎み合い、共生を拒み会った。また、豊雲野神への不信を抱く者もいた。そこで、豊雲野神は、獣人族と精霊族の架け橋となる存在を作った。
それが「四季風子(しきふうじ)」である。
豊雲野神は、生き残った獣人族の中から7人を選び、豊雲原に存在していた7柱の霊王に擬えて【春風】【夏雲】【秋雨】【冬空】【天地】【虚空】【裏季】の七つ異名を与え、三種の神器に擬えた3っの道具と、四季の風の力ー神通力「季力」を与える代わりに、自身の御子として契約し、節目節目に選定、従えさせることでその共存の象徴としたのであった。
そして、長い時が流れ、この物語の主要人物が、第十代目の「四季風子」に選ばれたことでこの物語は始まっていく。
四季風子テーマソング -心の空-
「四季風子」のテーマソングです。
四季風子に登場するキャラクター達の過去とこれからを歌にしたものです